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ダイビングの「アドバンス」を取得する必要性が高い人とは?

こんにちは!沖縄の体験ダイビングショップ「ラピスマリンスポーツ」です。

体験ダイビングで、ダイビングの楽しさや海の世界に魅了される方はたくさんいらっしゃいます。
「もっと本格的にダイビングを楽しみたい!」そんな方はぜひ、ダイビングのCカード(ライセンス)を取得しましょう。

Cカードには初級からプロレベルまで、いくつもの認定ランクがあります。
今回は中級の認定ランク「アドバンス」について詳しくご紹介します。

「Cカードとは?ダイビングライセンスのご紹介」についてもあわせてご覧ください。

 

この記事を書いた人

ラピスマリンスポーツ オーナー兼ガイドスタッフ伊藤 朋宏

沖縄でのガイド歴は30年。初心者から上級者まで、延べ数万人のサポートをしてきました。

長年多くのお客様と接する中で、初心者の方に寄り添いたい気持ちが一層強くなりました。

海遊びが初めて、泳げない、海が怖いなど、そういう方たちにも沖縄の素晴らしい海の中を覗いてもらいたいという思いで初心者向けのマリンショップ「ラピスマリンスポーツ」を運営しております。

ダイビングの「アドバンス」ってなに?

「アドバンス」とは、「アドバンスド・オープンウォーターダイバー」の略で、ダイバーの認定ランクのひとつ。

PADIでは、アドバンスは初級レベルの「オープンウォーターダイバー」の次のレベル、中級の認定ランクとして設定されています。

アドバンスのCカードは「アドバンスド・オープンウォーターダイバーコース(以下、「アドバンスコース」といいます。)」を受講し、決められた数の学科講習と海洋実習を終えると取得することができます。

アドバンスコースは、オープンウォーターダイバーのCカードを取得した後も、引き続きダイビングを楽しみながら、より深い知識を得たりスキルアップをしたりするためのステップアップコース。

プロダイバーを目指す方もそうでない方も、オープンウォーターダイバー(PADI以外の指導団体の同レベルのCカードを取得したダイバーでもOK)であればどなたでも受講することができます。

 

ダイビングの「アドバンス」って絶対に必要?

ダイビングを楽しむ上での、アドバンスの必要性はどのくらいあるのでしょうか。
結論から言えば「初級レベルのダイビングで物足りないなら取得した方が良い」です。

初級レベルのオープンウォーターダイバーは、講習で受けたトレーニングの範囲内かつ水深18mより浅い水域でのみダイビングを楽しむことができるという制限があります。

もちろん、浅い海でカラフルな熱帯魚やサンゴを見たり、浮遊感を楽しんだりするダイビングも楽しいのですが…

「時には冒険心をくすぐるようなダイビングを楽しんでみたい!」好奇心旺盛なダイバーならきっとそう思うことでしょう。

たとえば、ドロップオフ(急斜面や崖のようなところ)や巨大な隠れ根(大きな岩やサンゴなど)の周りを泳いだり、洞窟やアーチをくぐったり。
ダイナミックな地形を楽しむダイビング(地形ダイビング)では、まるで水中世界を冒険しているような気分を味わうことができます。
ただ、そんな地形ダイビングを楽しむことができるポイントの多くは、水深18mより深い「ディープダイビング(水深18~30Mの深さで楽しむダイビング)」
水深に制限があるオープンウォーターダイバーでは楽しむことができないのです。

深いポイントが多いダイビングエリア(特に海外)では、アドバンスのCカードを保持していないとダイビングツアーに参加することさえ出来ないことも。

深いポイントや地形ポイントなど、「国内・海外の様々なポイントでダイビングを楽しむためにはアドバンスのCカードを取得する必要がある」のです。

 

ダイビングの「アドバンス」を取得するメリット

アドバンスのCカードを取得するメリットについて、もう少し具体的にご紹介しましょう。

 

水深18m以上のディープダイビングを楽しむことができる

アドバンスを取得すると、水深18m以上のダイナミックな地形ポイントや沈船ポイントなどでもダイビングを楽しむことができるようになります。

深い場所にのみに生息する「アケボノハゼ」や「ヘルフリッチ」といった、レア物のかわいい魚たちを見に行くこともできますよ♪

 

浮力調整やナビゲーションのスキルが向上する

アドバンスコースでは「ディープダイブ」と「水中ナビゲーション」の2つは必須項目です。

ディープダイブでは、深場でのリスクとそのリスクを回避するための潜水計画を学びます。
実際にディープダイビングを経験することで、潜降時や浮上時の浮力調整スキルが向上します!

水中ナビゲーションでは、コンパスや目標物(岩やサンゴなど)を使い、自分の現在地や目標物、エントリー地点、ボートの場所などを把握しながら移動する方法を学びます。
水中で実際にナビゲーションを行いながら方向感覚を鍛えることで、ナビゲーションスキルが向上します!

 

ダイビングの楽しみ方の幅が広がる

アドバンスコースでは上記の必須2項目のほか、約20種類のアドベンチャー・ダイブの中から興味のある項目を3つ選択し学びます。

たとえば、

・写真撮影が好きな方は「水中写真」
・生物が好きな方は「水中ナチュラリスト」
・夜の海に潜ってみたい方は「ナイト」
・潮の流れの速い場所で潜ってみたい方は「ドリフト」

など、どれも魅力的な項目ばかり。

ダイビングの楽しみ方の幅がグンと広がること間違いなし!
☆コースの詳細はPADI公式ホームページをご覧ください☆

 

ダイビングの「アドバンス」を取得するための期間は?

PADIのアドバンスコースは、最短2日間で受講することができます。
旅行で沖縄にいらっしゃる方は、余裕を持って3泊4日以上の日程で来島するのがおすすめ。

コースは自宅学習、学科講習、海洋実習(ディープ、水中ナビゲーション、選択したアドベンチャー・ダイブ3つの合計5ダイブ)の3つのステップに分かれています。

コースに申し込みをすると、自宅にマニュアルが送られてきます。
あらかじめマニュアルで自宅学習をしておくと、沖縄での時間を有効に活用することができますね!

沖縄に着いたら自宅学習のおさらい(学科講習)をして、海洋実習へ。
海洋実習はそれぞれの項目に沿った実践的な内容。
5種類の異なるダイビングを楽しみながら、アドバンスのCカードも取ることができるなんて一石二鳥ですね♪

 

まとめ

・「アドバンス」とは、「アドバンスド・オープンウォーターダイバー」というダイバーの中級の認定ランクのこと

・国内、海外の様々なポイントでダイビングを楽しむためには、アドバンスのCカードを取得する必要がある

・アドバンス取得のメリットは「水深18m以上のディープダイビングを楽しむことができる」「スキルが向上する」「ダイビングの楽しみ方の幅が広がる」

・アドバンスコースは最短2日間で受講することができる。自宅学習で沖縄での時間を有効活用しよう!

初級レベルのダイビングじゃ物足りない!
そんな方はぜひ、「アドバンス」を取得して本格的にダイビングを楽しみましょう♪

ラピスマリンスポーツでは、Cカードをお持ちの方向けのファンダイビングコースもあります!
ライセンスを取りたての方にも安心してご参加いただけるコースです。

 

 

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