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沖縄で出会えるウミガメ3種類。生態をご紹介!
こんにちは!沖縄の体験ダイビングショップ、ラピスマリンスポーツです。
人に幸運を運んでくれると言われている「ウミガメ」。
海の中で泳いでいる姿を見ると、時間を忘れてしまいますよねー!
今回は沖縄の海で、体験ダイビング中に出会えるウミガメの種類と生態についてご紹介します!
目次
沖縄のウミガメは3種類!その生態や特徴とは?
浦島太郎にも登場する日本人になじみの深いウミガメ。
ウミガメは、全部で8種類。
体験ダイビングに参加される方の中にも、ウミガメに出会えることを楽しみしている方も多く、人気が高い生き物です。でも、ウミガメの生態については、あまり知る機会はなかなかないのでは?
ひとことにウミガメと言っても、それぞれの特徴があります。
悲しいことに絶滅が危惧されている種も…。
沖縄では、アオウミガメ、アカウミガメ、タイマイの3種類が生息していると言われています。
ダイビングやシュノーケリング中にウミガメに出会ったときは、じっくり観察してみましょう。
それぞれの生態や特徴を知ると、もっと興味深く見ることができますよ!
アオウミガメ
アオウミガメは絶滅危機種。
甲羅の大きさは80㎝~100㎝です。
他のウミガメと違い、海草を好んで食べます。子どもの頃はカニやクラゲなども食べます。
名前の通りに青い体をしている…わけではありません。
青いのは、実は脂肪の色なんです。
昔から肉や卵を食用や化粧品、薬用などに用いられました。乱獲により、現在は絶滅の危機にさらされています。
アカウミガメ
アカウミガメも絶滅危機種。
甲羅の大きさは70㎝~100㎝です。
カニ、貝などの海底に生息しているものを好んで食べます。
名前の通り、赤茶っぽい体の色をしています。
長い距離を泳ぎ、時には太平洋を横断することもあります。
沖縄ちゅら海水族館の標識を付けたアカウミガメが、1万キロ先のアメリカサンディエゴ沖で漁師網に引っ掛かって発見されたという記録があるんですよ!
タイマイ
タイマイは絶滅寸前種。
甲羅の大きさは70㎝~90㎝です。
主に海面動物を食し、他にも柔らかいサンゴや藻類、甲殻類を好んで食べます。
タイマイは、くちばしの部分が尖っていて、美しいべっ甲柄の甲羅が特徴的。見分けが付きやすいウミガメです。
しかし、人間にべっ甲柄の甲羅を狙われて生息数が減り、輸入禁止になったものの、絶滅寸前種となっています。
↓ラピスのダイビングでウミガメに出会えたお客様のご感想も、ぜひ参考に!
託児付きでご夫婦で満喫!ウミガメに出会えたファンダイビング体験
ウミガメの生態で注目なのは100個もの卵を産む「産卵」!
ウミガメと言われて思い浮かぶ姿と言えば、「産卵」ではないでしょうか。
ウミガメは普段海の中で生活し、息継ぎでたまに顔を上げる時と、メスの産卵以外陸上に上がりません。
ウミガメは産卵の際、砂浜を掘ってピンポン玉くらいの卵を100個程産み落とし、掘った砂をまた戻しかけて卵を埋め、また海に戻っていきます。
卵は2ヶ月くらいで孵化しますが、その後、砂の中から地上に出てくるまで一週間かかる子ガメもいます。
中には卵や砂から出てこれず、死んでしまう子ガメもいます。
地上にでてからは海に向かっていきますが、その間にカニや海鳥などに食べられてしまうことが多く、生き残れるのはわずかなんです。
ウミガメは産卵の時に泣いている?
ウミガメの産卵でよく言われているのが「産卵中に泣いている」ということ。
確かに、目からは涙のようなものを流しています。
しかしこれは涙ではなく、濃い塩分を排出している様子なんです。
ウミガメが食事をする時、食べ物と一緒に海水も飲み込みます。
しかし、そのままにしておくと体内の塩分濃度が高くなってしまうので、溜まった塩分を涙腺から放出して調節しています。
その様子が、ウミガメが泣いているように見えるんです。
ウミガメの生態を間近で見れる沖縄の人気スポット「慶良間諸島」
沖縄でのダイビングの際は、ぜひウミガメに出会いたいもの。
ダイビングショップでも、ウミガメに会いに行くツアーを組んでいるところは多いです。
特に慶良間諸島は、ウミガメに出会えるスポットで有名で、ツアーに組まれる人気スポット。
沖縄の産卵場所では、北部の国頭村や大宜味村のビーチで産卵することが多いですが、中部の読谷村、恩納村、南部糸満の産卵も有名です。
そのほか、青の洞窟体験ダイビングコースでウミガメに出会えた方も!
沖縄でウミガメの生態を観察し、一緒に泳ごう!
沖縄のウミガメについてまとめると…
・沖縄で見られるウミガメはアオウミガメ、アカウミガメ、タイマイの3種
・ウミガメの産卵は、一度に卵を100個ほど産むが、孵化して海にたどり着けるのはわずか
・ウミガメは涙腺から体内の塩分の放出をして調節している。泣いているわけではない
・慶良間諸島はウミガメに出会える確率が高い
・絶滅危機、絶滅寸前にさらされているウミガメの為に、自然を大切にしよう
絶滅危機種となっているウミガメも、最近では少し生息数が上がってきたというデータもあります。
ウミガメが安全に生息できるよう、私たち人間も、自然を大切にしてきたいですね。
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