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ダイビングの歴史について知ろう!

こんにちは!体験ダイビングショップラピスマリンスポーツです!

沖縄旅行を楽しむ観光客の方々に人気の体験ダイビング。
今現在のような「誰もが楽しめるダイビング」へと変わるまでの歴史は、なかなか知る機会がないのではないでしょか。

今回は、ダイビングの歴史についてご紹介します!

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ダイビングの歴史は、食糧を採るための「素潜り」から始まった

地球が誕生し、長い年月をかけながら海中生物は陸上生活できるまでに進化しました。
人類も同じで、時間をかけて陸上生活をするようになったので、再び海に潜るのはなかなかの工夫が必要でしたが、魚や貝などを採るために素潜りしていたとされています。

日本では、「魏志倭人伝」や「古事記」「日本書紀」でも魚の採取の記録が残っていたり、日本最古の和歌集である万葉集に、海女(あま)の様子が歌われているものが数多く残されているようです。

空気を確保しながら潜ったとされる最古記録としては、西アジアのアッシリアで羊の皮袋に入った空気を吸いながら海を潜ったという彫刻が残っています。

また何百年も前の記録ですが、ガラスでできた潜水鐘(鐘のような形をした小さな部屋)の中に入って海に潜るという方法もありました。

 

ダイビング器材が開発され始めたのは、19世紀

時は流れて、今のダイビング器材に近い形で「空気を長時間確保する」ための潜水器具が発明されたのは、19世紀頃。
ヘルメット式潜水器が開発されました。

これは、ホースを使って船上からヘルメットに空気を送り、長時間の潜水が可能になるというものです。
日本でも江戸時代、イギリス船の修復作業に従事していた記録や、伊豆近海で沈没したロシア船の対応の際に、ヘルメット式潜水器が使用された記録が残っています。

その後、1920年頃には、日本で初のマスク式潜水器が開発されました。
この潜水器は、現在のレギュレーターと同じで、タンク式。

吸気レバーを噛むことで空気がマスク内に流れ、鼻から吸って口から外に吐くという方法です。

1943年にジャック・イブ・クストーがアクアラング(タンク)を開発したという有名な話がありますが、20年以上前に、すでに日本でタンク式の「マスク式潜水器」が開発がされていたのはすごいですよね!

 

 

アクアラングが世界的に広まり、ダイビングが身近なものへ。

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日本では、第二次世界大戦後に日本に駐留していたアメリカ人たちが、潜水器具を使って潜っていたことがきっかけで、アクアラングが輸入され、次第に広まっていきました。
本格的なレジャーとしてダイビングが日本国内で広がり、潜水器材の開発が進んだことで、徐々に身近なものとなっていったのです。

1960年半ばには、浮力調整ができるBCDや、エア切れした時の予備の空気源であるオクトパスが発明され、装置はどんどん進化しました。

また、ダイビング教育機関として「PADI」が設立されました。
PADIは、誰もがダイビングを楽しむことができるような教育プログラムを進める活動をしている教育機関です。

 

1970年以降、器材の進歩によりダイビングはレジャースポーツへと変わっていきました。
1980年には、ダイビングの形が完成し1983年にはPADIインターナショナル・ジャパンも設立されました。日本でも積極的にダイビングを広める教育プログラムが進み、今に至っています。
現在は、ダイビング器材は更なる精密化・ハイテク化を図り進められています。
使いやすく、購入しやすい器材が普及され、ダイビングは、身近で楽しい代表的なマリンスポーツとなっています。
 

まとめ

ダイビングは様々な歴史やあゆみがあって、誰もが楽しめるマリンスポーツまでに進化しました。
なんだか奥深いものがありますね!
これからもダイビングで美しい海の世界を楽しむ人が増えていくことを願っています!

 

・シュノーケリングの始まりは食糧確保のための素潜りから始まった。
・19世紀頃からヘルメットから空気を送る潜水器具が発明されたことで、長時間潜水が可能になった。
・第二次世界大戦後、沖縄にいたアメリカ人が潜水器具を使って潜っていたことで、ダイビングが日本中に広まった。
・1970年代以降に、ダイビングが本格的にレジャースポーツへと変わっていった。

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