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子どもと一緒にダイビングを楽しむためのポイントとは?

こんにちは!沖縄の体験ダイビングショップ「ラピスマリンスポーツ」です。

近々お子様と一緒に体験ダイビングに参加する予定という方は「どんなことに気をつけたら子どもも大人も楽しむことができるのだろう?」と気になっていらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、お子様と一緒にダイビングを楽しむためのポイントをご紹介します。
特にご自身も初めてダイビングに参加するという方は、必見です!

 

 

この記事を書いた人

ラピスマリンスポーツ オーナー兼ガイドスタッフ伊藤 朋宏

沖縄でのガイド歴は30年。初心者から上級者まで、延べ数万人のサポートをしてきました。

長年多くのお客様と接する中で、初心者の方に寄り添いたい気持ちが一層強くなりました。

海遊びが初めて、泳げない、海が怖いなど、そういう方たちにも沖縄の素晴らしい海の中を覗いてもらいたいという思いで初心者向けのマリンショップ「ラピスマリンスポーツ」を運営しております。

子どもは何歳からダイビングをすることができるの?

ダイビングは10歳以上のお子様なら誰でも楽しむことができます。
体験ダイビングはもちろん、ライセンス取得コース(「ジュニア・オープン・ウォーター・ダイバー・コース」など)にも参加することができます。

ちなみに、この「10歳以上」という参加条件は、ライセンスを管理している団体の規定に準じていますので、基本的に国内のどちらのダイビングショップでも同じです。

また、シュノーケリングなら5歳以上の子どもから参加することができます。
5歳以上10歳未満の小さなお子様とご家族みなさんで楽しみたいという方は、シュノーケリングに参加すると良いでしょう。
詳しくは「沖縄で体験ダイビングは、子連れでも参加できますか?」をご覧ください。

 

子どもとダイビングをするときに知っておきたいマナー

海という別世界で楽しむダイビングには、ダイバーが守るべきマナーがあります。
お子様と一緒にダイビングに参加するとき、事前に知っておくべきマナーとはどんなことでしょうか?

魚やサンゴなど海の生きものに触らない

ダイビングの魅力のひとつは、手を伸せば触ることができるぐらいの近さで魚やサンゴを見ることができることでしょう。

でも、実は、ダイビング中に魚やサンゴなどの海の生きものに触ることはマナー違反です。
子どもは魚が気になって追いかけてしまうことも多いのですが、それもマナー違反。
魚に必要以上のストレスを与えないことは大前提となります。

また、お子様ばかりを気にしてご自分の周りが見えておらず、ふいサンゴに手をついてしまう親御さんをお見かけしますが、それもNGです。

「海の生きものたちの世界にお邪魔させてもらっている」というような気持ちで、マナーを守ってダイビングを楽しみましょう。

ダイビングの進行と安全管理はインストラクターに任せる

体験ダイビングでは、準備やレクチャーなどのダイビングの進行と安全管理はインストラクターが行います。

お子様が理解出来ているか気になるあまり、レクチャーの途中で「耳抜きはこうするの」や「こうやって泳ぐの」などとお子様に教える親御さんがいらっしゃいますが、それはNGです。

なぜなら、体験ダイビングのリーダーは「インストラクター」だからです。
周囲の大人のいうことのみ聞いている状態では、インストラクターが危険を察知しても、その指示を理解してもらうまでにタイムラグが発生する可能性もあります。

インストラクター並みに知識があるご家族であっても「先生のいうことを聞こうね」と助言し、一つのチームとしてダイビングに挑むことが、重大な事故の予防につながります。
一方、お子様自身のことは親御さんの方がよくご存知です。
レクチャーや安全管理はインストラクターに任せて、親御さんはお子様への気配りと目配りを。
お子様の様子で気になることがあれば、事前に必ずインストラクターに伝えましょう。

 

子どもによって体力や集中力が違うときはどうすれば良い?

2人以上のお子様がダイビングに参加する場合、年齢や性別によって体力や集中力が違ってきます。
そんなときはどうすれば良いのでしょうか?

一番できない子のペースに合わせる

ダイビングを安全に楽しむ上で大切なルールは、「グループの中で一番できない人に合わせる」こと。
たとえば、ご両親とお子様1人が参加する場合はお子様に、お子様が2人以上いる場合は年齢が下のお子様にペースを合わせてダイビングを行います。

お子様は着替えや準備をはじめ、レクチャーや海での練習も大人のようにスムーズにはできません。
大人や上のお子様のペースではなく、一番スムーズにできない下のお子様のペースに合わせましょう。

子どもが安全にダイビングできる範囲で楽しむ

下のお子様より上のお子様がかなり上手な場合「自分はもっと深くまでいきたい」と言い出すことがあります。

そんなときは、まずは「家族みんなで安全にダイビングを楽しむ」ことを上のお子様に理解してもらうことが大切です。

「みんなで一緒にお魚を見たいな!」や「みんなで一緒に写真を撮りたいな!」などと声をかけて、下のお子様がダイビングできる範囲で一緒に楽しむ工夫をしましょう。

子どもが積極的に楽しむことができるように声をかける

お子様の中には緊張したり不安を感じたりしても上手く伝えられない子も多くいます。
急におしゃべりになったと思えば、急に黙り込んでしまうこともあります。
ラピスでは1グループ貸切なのでご家族以外のお客様の同行はなく安心して体験できますが、インストラクターやショップスタッフに人見知りしてしまうことも……。

時には、「いざ海に入る」という段階になって、「やっぱりダイビングしない」と言いだすお子様もいます。
そして、そういった消極的な気持ちは他のお子様にうつってしまうことがあります。

お子様が積極的に楽しむことができるよう、陸上レクチャーの段階から「上手に出来たね!」や「次はお魚がいっぱいいるところまで頑張ってみよう!」などと声をかけてあげると良いでしょう。

お子様に楽しそうな表情を見せておくだけでも不安や緊張は取り除けますよ!

 

まとめ

お子様と一緒にダイビングを楽しむことができる機会はそう多くないはず。
「家族みんなで安全にダイビングを楽しむ」ことが出来たら、最高の思い出になることでしょう!

・ダイビングは10歳以上の子どもなら誰でも楽しむことができる

・子どもと一緒にダイビングをするときに守るべきマナーは「魚やサンゴなど海の生きものに触らない」「ダイビングの進行と安全管理はインストラクターに任せる」

・ダイビングを安全に楽しむ上で大切なことは「家族の中で一番出来ない子どものペースに合わせること」「子どもが安全にダイビングできる範囲で楽しむこと」

・子どもが積極的に楽しむことができるよう、「上手に出来たね!」や「お魚がいっぱいいるところまで頑張ってみよう!」などと声をかけてあげると良い

 

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