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シュノーケリングでの中耳炎予防は「耳抜き」!正しく知って対策を
こんにちは!沖縄の体験ダイビングショップ「ラピスマリンスポーツ」です。
ダイビングをしていて耳が痛い…となったことはありませんか?
そのうち治るだろうと痛いまま放っておくと、中耳炎になる可能性もあるので油断できません。
再発が続くと難聴になる危険性もある中耳炎。
中耳炎にならないためには、耳抜きが大変重要です。
今回は「シュノーケリングと中耳炎の関係」についてのお話。
中耳炎の症状や水圧との関係、シュノーケリング時の耳抜き方法や中耳炎経験者でも体験できるのか…など、疑問点を解決していきます!
目次
中耳炎ってどんな病気?シュノーケリングでもなるの?
中耳炎は鼓膜の内側にある「中耳」という部分に、何らかの理由で炎症が生じた状態を指します。
一般的に「発熱」「耳の痛み」「聞こえづらい」などの症状が出ます。
中耳炎には以下の3種類があります。
・朝は何ともなくても、あるきっかけで急に起こる「急性中耳炎」
・痛みは感じにくいが水様~粘性の滲出(しんしゅつ)液が溜まる「滲出性中耳炎」
・何度も再発を繰り返す「慢性中耳炎」
中耳炎は「細菌への感染」や「耳の内圧と外圧の変化による炎症」、「風邪や鼻炎の後に鼻や耳の換気状況が良くない」といった状況が関係すると考えられています。
「潜水性中耳炎」はシュノーケリングではほぼ心配なし
「潜水性中耳炎」は、ダイビングなどをした時に水圧が原因で起こる中耳炎です。
そのため、水面近くでシュノーケリングを楽しむのであれば、耳に水圧がかからないのでそれほど中耳炎の心配はありません。
中耳炎の種類としては、先述の「急性中耳炎」や「滲出性中耳炎」にあたります。
スキューバダイビングやスキンダイビング(素潜り)などで海の中に潜ると、耳がキーンと痛くなることがありますよね。
これは水圧の影響で鼓膜が圧迫されていることが原因。鼓膜は圧力にとても敏感なのです。
例えば高層ビルのエレベーターに乗っていて、高速で移動するときに耳に違和感を感じることがありますよね。
飛行機の離陸直後の耳にも違和感が残る人も多いでしょう。
同じ状態が水の中でも起こります。
違和感を解消しないまま潜っていると、鼓膜を守るために出てきたリンパ液が中耳に溜まってしまい、炎症を起こすことがあります。これが「潜水性中耳炎」です。
潜水性中耳炎を放置すると、中耳にある組織液が膿になり、最悪の場合は鼓膜が破れてしまうこともあるので注意が必要です。
シュノーケリング中は「耳抜き」で中耳炎を防止しよう
シュノーケリングは水面にぷかぷか浮いた状態で楽しむので、基本的には耳に水圧がかかりません。
シュノーケリングの合間に少し潜ってみるなどをした時、耳がキーンと痛くなるのは耳の内側と外側の気圧が大きく違っているサインです。
つまり、圧力の差を少なくすれば痛みはなくなります。
そのために必要なのが「耳抜き」です。
耳抜きにはいくつか方法がありますが、以下の2つの方法が有名です。
・鼻をつまんだ状態で、鼻から軽く息を出すように空気を送る(鼻をふさいでいるので、耳の方へ空気が流れます)
・ツバを飲み込む
海の中でツバを飲み込んで耳抜きをするのは、少し慣れが必要です。
初めのうちは鼻をつまんで空気を出す耳抜きの方法をオススメします。
深く海に潜り耳が痛くなってから耳抜きをするのではなく、違和感を少しでも感じたらこまめに耳抜きをすることが大切です。
もし潜っている途中で痛くなった場合は、無理に深く潜らず、一度止まってしっかり耳抜きをしてから潜るようにすると良いでしょう。
「安全対策優良店」の認定を受けているラピスマリンスポーツでは、初めてで「耳抜きも泳ぎも不安…」という方にも安心していただけています!
少人数制の完全貸切制のため、インストラクターがしっかり丁寧に耳抜きの指導をしてくれます。
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中耳炎の経験があってもシュノーケリングは可能?
潜水性中耳炎の症状は、シュノーケリングやスキンダイビング(素潜り)経験者よりもスキューバダイビング経験者の方が多く見られます。
スキューバダイビングの方がより深く潜るからです。
ライフジャケットをつけて水面近くでシュノーケリングを楽しむのであれば、耳に水圧がかからないのでそれほど中耳炎の心配はありません。
一度中耳炎になってしまった人でも、水圧の変化に注意しながら軽く潜る程度であれば大きな影響はありません。
何度も中耳炎を繰り返している人は鼓膜が薄くなって破れやすくなる可能性がありますが、一度かかったくらいでは問題ないでしょう。
念のためガイドの人に中耳炎であることを伝え、深く潜りすぎずにシュノーケリングやスキンダイビング(素潜り)を楽しんでください。
中耳炎になりやすい人はシュノーケリング前に医師に相談しよう
何度も中耳炎になっている人は、一度医師に診てもらいましょう。
そのまま放置していると聞こえなくなってしまう可能性もあります。
炎症を抑える薬を処方してもらえば再発しにくくなります。
中耳炎になりやすい人は、医師に相談してからシュノーケリングやスキンダイビング(素潜り)をしましょう。
自分の判断で「もう大丈夫!」と油断してしまうと、取り返しのつかないことになりかねません。治療して、完治してから潜るようにしましょう。
耳が痛い…中耳炎を防ぐ耳抜きを行ってシュノーケリングを楽しもう!
水面にぷかぷかと浮かんだ状態で楽しむシュノーケリングは、基本的に耳に水圧がかからないので中耳炎の心配はありません。
少し潜ってみた場合でも、違和感がある時にこまめに耳抜きをしていれば、耳を痛めにくくなります。
安心してシュノーケリングを楽しんでくださいね!
ラピスマリンスポーツのシュノーケリングは完全貸切制なので、スタッフに話しかけやすくて安心です。
気になることはお気軽にご相談くださいね!