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糖尿病でもダイビングはやっても良いの?
こんにちは!沖縄の体験ダイビングショップ「ラピスマリンスポーツ」です。
せっかくの沖縄だからアクティビティを楽しみたいと思っていても、持病を抱えられている方は「ダイビングができるのか?」「危険性はないのか?」など、とても気になるところですよね。
ラピスマリンスポーツでは、糖尿病等の病歴のある方がダイビングをする場合、診断書を提出していただいております。
今回は糖尿病にスポットを当ててお話します。
目次
糖尿病だとダイビングをしたらダメ?
糖尿病は絶対にダイビングをしてはいけない!ということはありません。
近年は生活習慣病の増加で糖尿病の患者さんも増えていて、ダイビングをされている中高年の方々の中には、糖尿病を抱えていても上手にコントロールしてダイビングを楽しまれている方もいらっしゃいます。
ただし、ダイビングの際は十分に注意する必要があったり、症状や状態によってはダイビングをできない人もいたりする、ということは理解しておきましょう。
こんな体調なら糖尿病でもダイビングできる
糖尿病だからといって、スポーツが全て出来ないというわけではありません。
まず、糖尿病の方がダイビングをするためには、ダイビングに詳しい医師からの診断書をもらいましょう。
ダイビングが許可されることが多いのは、おおむね以下のような症状の方です。
・インスリン注射や内服薬で治療をしているが、病気についてよく理解しており、低血糖になったときの対処法などをきちんと身に付け、病気をコントロール出来ている。
・薬での治療はしておらず、食事療法のみでコントロールしているなど、症状が比較的軽い場合。
医師の診断を仰いだうえで、医師の指示する時間や運動内容を超えないようにし、深く潜り過ぎないなど適切なダイビング計画を立てる必要があります。
糖尿病の人がダイビングをするときのリスク
糖尿病の人がダイビングで最も気をつけたいのが「低血糖」です。
もし水中で低血糖に陥っていると気づいても、すぐに浮上することは難しい場合があります。
低血糖発作を起こすと水中事故を起こす危険性が高まり、自分だけでなくインストラクターや一緒に潜っている人も巻き込んでしまう恐れもあります。
糖尿病の人がダイビング中に気をつけることは?
糖尿病の人がダイビングをするときは、特に注意して計画を立てましょう。
【糖尿病の人がダイビングで気をつけること】
・単独でのダイビングは絶対にしない。ペアやグループでのダイビングを行う。
・低血糖にならないような食事の工夫をする(食事はダイビングの1~2時間前に摂り、血糖値を上げておく。間食をするなどし、血糖値を下がりにくくする。など。)
・低血糖状態になったときに出来るだけ早く浮上できるよう、深く潜り過ぎない。
ダイビング時の食事の摂り方は、その方の症状やダイビングの計画によって異なりますので、医師に相談するのが良いでしょう。
十分注意していても「万が一」が絶対に無いとは限りません。
深度を制限することも大切です。
沖縄で有名な青の洞窟は、シュノーケルでも楽しめる深さです。
沖縄には、深く潜らなくても楽しめるポイントはたくさんあります!
こんな症状があったらダイビングは止めておこう
糖尿病の方でもダイビングが出来ますが、以下のような状態の方は止めましょう。
・1年以内に意識消失やけいれんなど、重い低血糖発作を起こした。
・ 網膜症や神経障害などの進行性の合併症がある。
・ 糖尿病を上手にコントロール出来ていない、自己管理が出来ていない。
・ 糖尿病の人が運動をするリスクや危険性をよく理解していない。
ダイビングは健康な人でも、体調に不安がある場合は止めておいたほうがいいとされることがあります。
糖尿病はなおのこと危険性が高まりますので、軽い気持ちで参加することのないよう十分注意していただきたいと思います。
まとめ
糖尿病だからといって、絶対にダイビングが出来ないわけではありませんが、注意する条件が多いことは知っておくことが大切です。
ラピスマリンスポーツでも、糖尿病等の病歴のある方がダイビングをする場合、診断書を提出していただいております。
糖尿病が軽度であったり、インスリン注射などで治療中の方もきちんと病気を理解されて自己管理が出来ていたりする場合はダイビングOKになることが多いようです。
ですが、低血糖発作を起こしたばかりの方や合併症を抱えている方や、糖尿病をよく理解されていない方は、ダイビングは控えましょう。