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沖縄遊び豆知識ブログ

シュノーケリング・ダイビング中の波酔いについて

こんにちは!ラピスマリンスポーツです。
シュノーケリングやダイビング中、海の中や水面を泳いでいる際に、人によっては起こる「波酔い」。
波によって体が揺られて、酔ってしまうことがあります。
波酔いになってしまうとかなり辛い状態のうえに、なかなか酔いが治りません。

今回は、楽しいシュノーケリングやダイビングにするために知っておきたい「波酔い」とその対策についてのお話です。

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乗り物酔いしやすい方は注意。一度なったら辛い「波酔い」

波酔いは車酔いや船酔いと同じで、 海の波の揺れやうねりが原因で気持ち悪くなってしまいます。
海の深くへ潜ると波は穏やかになってきますが、水面から2mあたりは揺れが大きめで、一度酔ってしまうと、なかなか酔いは引きません。

普段車酔いや船酔いをしない方はあまり心配ありませんが、酔いやすい方は波酔い対策をしておきましょう。

ラピスマリンスポーツのお客さまのほとんどは初心者の方々ですが、波酔いにはあまり慣れというものが関係ありません。
漁師のかたであっても海上自衛隊の方であっても、体質的に酔いやすい方はなかなか改善されません。
年に一度程度しか海遊びをしない方の場合は慣れるまで、我慢というのはあまり効率良い対処ほうではありません。

シュノーケリングでの波酔い

また、シュノーケリングでは、ライフジャケットを身につけることで、海の上にプカプカ浮きながら、海中の美しさを楽しみます。
そのため、波の揺れを体全体で受けてしまうことになります。穏やかな波であれば心地よく楽しむことができますが、波が高い場合、船酔いと似た感覚になる方もいます。

ラピスマリンスポーツのこれまでの経験上でも、ダイビングよりもシュノーケリングでの波酔いの方が多いです。初心者といえども、思い切ってダイビングに挑戦する方が「波酔い」にならない確率が高いと思います。

波酔いを防ぐための3つの対策

①まずは体調を整える
揺れの大きさは天候によって左右されますが、体調が悪いと少しの揺れでも酔ってしまうこともあります。
体調はしっかり整えておくことが大切です。
シュノーケリング・ダイビング前日はあまり夜更かしをせず、早めに寝て疲れを取っておくなど、コンディションをしっかり整えましょう。
また、海に入る前は、軽い食事にしておきましょう。
お腹いっぱい食べることは、あまりおすすめしません。

②飲酒を控える
当日の飲酒はもちろん、前日の飲み過ぎによる二日酔いは、波酔いだけでなく、事故のもとです。
二日酔いは、波酔いしやすかったり、正しい判断ができずにダイビング中にパニックになってしまうこともあり、場合によってはダイビングをお断りさせていただくこともあります。
前日の過度な飲酒、当日の飲酒は必ず控えてくださいね。

③酔い止めを飲む
車酔いや船酔いと同様に、波酔いにも酔い止めは非常に有効です。
当日、ボートでポイントに向かう前に酔い止めを飲んでおけば、ボートでの船酔いも防げます。
酔いやすい方は、シュノーケリングツアーの場合、来店前または来店時に酔い止めを飲んでしまいましょう。

ただ1つ、気をつけていただきたいのがダイビングツアーにご参加の場合の酔い止めの服薬です。

酔い止めには、眠くなる成分が含まれていることが多く、水圧の影響で判断力が低下してしまうなど、ダイビング時の服薬には危険が伴いますので、どうしても服薬したい場合は、事前に当店までご相談いただき医師の許可書を取得する必要があります。

波酔いしてしまった時の対処法

吐き気がある場合は、シュノーケリングやダイビングを早めに切り上げるか、思い切って吐いてしまうことが一番酔いの治まりが早いです。
水面ではそのまま吐いて問題ありませんが、ダイビングの場合、水中ではレギュレーターをくわえていますので、吐き方は変わってきます。

体験ダイビング前の際は、講習で気分が悪くなってしまった時のお話もあると思いますが、その指示に従って対処をしましょう。
とにかく、体験ダイビング中に波酔いが酷く気分が悪くなってしまったら、無理をせずスタッフに伝えることが先決です!海中では、ハンドサインで「トラブル」か「浮上」のサインで、異常を伝えてください。
141217水中サイン画像

 

さらに、ダイビングのお手伝いをする私たちガイドはほとんどの場合、海中で筆談するために、「磁気式お絵かきボード」(せんせいという商品名)を持って潜っています。
詳細に状態を伝えたい場合は、こちらでやりとりをしていますので安心してくださいね。

ブログ画像作成フォーマット

特に酔いやすい方に気をつけていただきたい「波酔い」。
波酔いは体調の他に、精神的な部分でも起きることがあります。
波酔いが起きなければ、思う存分沖縄の美しい海の世界を満喫できますよ!
まずは体調を万全にして、事前の波酔い予防をしておきましょう!

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