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体験ダイビングガイド

ダイビングで使う「ボンベ」、中に入っているのは酸素じゃない!

こんにちは!沖縄の体験ダイビングショップ「ラピスマリンスポーツ」です。

ダイビングをしたことがない方でも、ダイバーが金属製の「ボンベ」を背負って泳いでいる姿をテレビなどで見たことがありませんか?

このボンベ、ダイビングには欠かせない器材なのですが、中身や仕組みをきちんと説明できる人はそれほど多くないはず。

では、ボンベの中には一体何が入っているのでしょうか?
知り合いに説明できると、ちょっと自慢できちゃうかもしれません。
今回は「ボンベの中身やマメ知識」について触れていきましょう!

 

 

「ボンベ」ではなく「タンク」がダイビングで使われる

 

ボンベとタンクって同じもの?なぜ名称が違う?

高圧で気体を保管したり輸送するために使用する「ボンベ」。
世の中には「ガスボンベ」や「炭酸ボンベ」などが存在します。

ダイビング用語では「ボンベ」という言葉は使いません。
英語の「BOMB(爆弾)」に聞こえることから、日本語のように「酸素ボンベ」などと表現せず、
ダイバーが背負う金属製の容器は、「タンク」や「シリンダー」「ボトル」などと呼ばれます。
国内では「タンク」という呼び方が一般的です。

タンクの中に入っているのは「酸素」だと思っている方が多いようですが、それは間違いです。
医療機関などで使用される「酸素ボンベ」とは基本的に違うもの、ということからもプロのダイバーたちは「酸素ボンベ」という表現をしないのです。

 

タンクの中には高圧の「空気」が入っている

タンクの中にはダイバーが水中で呼吸をするための「呼吸ガス」が入っています。
通常のダイビングでは、呼吸ガスに「空気」を使います。
(最近では減圧症などの症状を軽減するために「エンリッチド・エア」や「ナイトロックス」と呼ばれる酸素の割合を高くした呼吸ガスが使われることもあります)

この空気、元はごく普通の空気ですが、「コンプレッサー」という装置を使って200気圧(bar)という高い圧力で圧縮されタンクに詰められます。
そのため、そのままでは圧力が高すぎて呼吸をすることができません。

そこで、「レギュレーター」という圧力を調整する装置を使い、ダイバーの周囲の圧力と同じレベルまで圧力を下げます。
圧力を下げることで、水中でも普通に呼吸をすることができるのです。

 

 

ダイビングで使うタンク(ボンベ)の空気を圧縮している理由とは?

では、なぜ高圧の空気をタンクに入れる必要があるのでしょうか?
そのヒントは「人間の平均呼吸量と潜水時間」にあります。

 

平均的な大人の呼吸量は1分で500ml-潜水時間を延ばすためには?

まず、陸上での平均的な呼吸量は1分間で500ml程度と言われています。

ダイビング中は、陸上と空気の吸い方も変わってきますし、急浮上や緊張、ちょっとしたハプニングで呼吸量も増えることがあるため、タンク内に十分な空気を残したうえで潜水時間を逆算する必要があります。

もし仮に圧縮しない空気をそのまま詰め込んだとすると、10Lの空気なら約20分でタンク内の空気が排出される計算になります。
もちろんダイビングをする際にはダイビングポイントまでの移動や浮上も時間に含まれます。
これでは、ほとんど水中を楽しむことができませんよね?

そのため、ダイビングで使用するタンクは、陸上と同じ空気を高圧縮し、長く水中にいられるように工夫されているのです。

 

10Lタンクには2,000Lの空気が入っている

ダイビングで使うタンクの容量は、8L、10L、12L、14Lなど様々なサイズがあります。
国内でもっとも一般的なのは10Lタンクです。

通常、タンクの中の空気は200気圧に圧縮されているので、
10Lタンクの場合、10L×200気圧=2,000L
重さにして約2.6kgもの空気が入っているのです。

これだけの量の空気があれば、体験ダイビングで潜る深さ(水深約6m)と時間(約30分)で、タンクの中の空気を使い切るということはまずありません。

体験ダイビングではインストラクターがタンクの中の残りの空気(「残圧」といいます)を管理しますが、ファンダイバー(ライセンスを持っているダイバー)は、自分で残圧を管理します。
「残圧に余裕をもって(目安は残圧50気圧以上)ダイビングを終える」ことは、安全にダイビングを楽しむための基本ルールです。

 

 

ダイビングで使うタンクには「スチール」と「アルミ」の2種類がある

ダイビングで使うタンクには、スチール製とアルミニウム(以下、アルミ)製の材質の異なる2種類のタンクがあります。

 

スチールタンクの特徴

・硬く耐圧性に優れている
・サビやすい
・ダイビング中はずっとマイナス浮力(沈み気味)

 

アルミタンクの特徴

・スチールより軟らかく弱いため、タンクの壁を厚くして強度をもたせる
・サビにくい
・ダイビングの後半はプラス浮力(浮き気味)になる

スチールとアルミ、それぞれに長所と短所がありますが、「呼吸用の空気を詰める」という性能に差はありません。
重要なのは、「材質の違いがダイビング中の浮力に影響する」ことです。

初心者の多いツアーや体験ダイビングでは、空気の残量が減っても浮きにくく頑丈なスチール製タンクが主流となっています。

 

アルミタンクを使う場合、ウエイトを1~2kg増量する

スチールタンクの場合、ダイビング中はずっとマイナス浮力です。
ダイビングの後半、タンクの中の空気が減ってきても、浮いてしまうことはありません。

一方、アルミタンクの場合、タンクの中の空気が減ってくると、プラス浮力になりタンクが浮いてしまいます。

そのため、アルミを使うときはスチールを使うときに比べ、腰につけるウエイト(重り)を1~2kg増量する必要があります。

ファンダイバーはタンクの材質に応じて自分でウエイト量を調整しなくていけませんが、体験ダイビングではインストラクターがウエイト量を調整しますので、どちらのタンクを選んでも安心してくださいね。

 

タンクの総重量は約16~17kg

アルミタンクはタンクの壁が厚い分、同じ容量のスチールタンクと比べるとタンク自体の重さは重くなります。
10Lタンクの場合、スチールは約13kgなのに対し、アルミは約14kgあります。

これに空気の重さ約2.6kgが加わるため、ダイバーが背負う総重量は、スチールが約16kg、アルミが約17kgになります。
陸にいる間は重く感じるかもしれませんが、海の中では思ったほど重くなく、女性やお子様でも安心して使用できます。

その他にもダイビングでは様々な器材を装備して海に入ります。
詳しくは「ダイビングの基本用語 ~装備器材編~」をご覧ください。

 

 

ダイビング中はタンクの空気を「口で吸って口で吐く」

ダイビング中はタンクの中の空気を使って呼吸をします。
難しい技術は必要ありませんが、下記に紹介するポイントを覚えておくと良いでしょう。

 

ダイビング中は「口呼吸」をする

人間は陸の上では基本的に「鼻呼吸」ですが、ダイビング中は口で吸って口で吐く「口呼吸」をします。
「スー」とお茶をすするようにゆっくりと口で息を吸い込み、「フー」と言いながらゆっくりと口で息を吐きましょう。
口呼吸のコツは、「吸う時間よりも長い時間をかけて息を吐くこと」です。

 

ダイビングの前に喉を潤しておく

タンク内部のサビを防ぐため、タンクの中には非常に乾燥した空気が詰められています。
そのため、慣れないうちは喉がカラカラに渇くような違和感を覚えることがあります。
ダイビングの前にはお水やお茶を飲んだり飴をなめたりして、喉を潤しておくと良いでしょう。

 

 

まとめ

今回は、ダイビングで使うタンクのお話しをしましたが、少しイメージできたでしょうか?
これから体験ダイビングをする予定がある方は、タンクの残圧や材質、ウエイトなどを意識してみるとより楽しんで頂けると思いますよ!

・ダイビングで使うタンクの中には高圧の「空気」が入っている
・ダイビングで使うタンクの容量は一般に10Lで、材質は「スチール」と「アルミ」の2種類がある
・アルミタンクを使うとダイビングの後半に浮きやすくなる。そのため、スチールタンクを使うときよりもウエイトを1~2kg重くする
・ダイバーが背負うタンクと空気の総重量は、スチールタンクが約16kg、アルミタンクが約17kg
・ダイビング中は「口呼吸」。ただし、タンクの中の空気は非常に乾燥しているので、ダイビングの前に喉を潤しておくと良い

 

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